学習目標 |
御伽草子を素材として、室町文芸の世界を考究する。 |
授業概要 |
美しい姫が牛に変わってしまう御伽草子『ささやき竹』は、老僧の滑稽な失敗譚である。本作品には濃彩の挿絵があるが、それらを本文と共に読み解いてゆく。昔話「牛の嫁入り」や落語、フランスの笑話などとも比較検討しながら、物語の成立した時代背景を考えてみたい。 |
テキスト |
プリントを配布する。 |
参考文献?課題図書 |
『室町時代物語大成』(角川書店) |
受講生への要望 |
テキストはすべて配布プリントを用いる。随時配布するので、その都度、各自責任を持って受け取ること。 |
評価方法 |
試験及び出席等の平常点。 |
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授業計画 |
1.御伽草子概説(1) 2.御伽草子概説(2) 3.『ささやき竹』読解(1)―雨ごいの話― 4.『ささやき竹』読解(2)―天女の舞― 5.『ささやき竹』読解(3)―申し子の話― 6.『ささやき竹』読解(4)―老僧の恋― 7.『ささやき竹』読解(5)―偽のお告げ― 8.『ささやき | | |