授業概要 |
19世紀に開国した日本から夥しい品々が西洋にもたらされ、頻繁に万国博覧会が開かれたパリを中心に日本ブームが巻き起こった。日本美術が西洋芸術に及ぼした影響は多岐にのぼり、特に応用芸術の分野では日本のエキゾチズムを越えて、西洋自身の刷新となる「新しい芸術」アール?ヌーヴォーを醸成することになる。 |
課題?評価 |
期末にペーパーテストを行う。 |
テキスト |
特に定めない。 |
参考文献 |
『ジャポニスム展』カタログ(東京、国立西洋美術館1988年 9-12月)、ジャポニスム学会編集『ジャポニスム入門』(思文閣出版 2000)、『ヨーロッパの装飾芸術 第3巻、新古典主義からアール?デコ』(鈴木博之監訳 中央公論新社 1994)、Lionel Lambourne『Japonisme Cultural Crossings between Japan and the West』(London, Phaidon 2005) |
受講生への要望 |
自筆ノート持込可で筆記テストを行うので、授業ノートをしっかりとり、図書館その他で授業で紹介された作家や作品への知見をさらに深める自主的積極性に期待する。 |
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授業計画 |
第1週 シーボルトが紹介した日本の工芸 第2週 アンリ?セルヌッシの日本美術収集 第3週 エミール?ギメの宗教美術調査 第4週 フェリックス?ブラックモンの陶芸デザイン 第5週 万博で活躍する工芸家たち―エミール?ガレ 第6週 万博で活躍する工芸家たち―ルネ?ラリック 第7週 日本初の国際美術商、林忠正 第8週 シーグフリード?ビングの極東 | | |