授業概要 |
この授業の目的は、国際経済活動の仕組みを理解することです。まず、なぜ産業が国を越えるようになったのかを工業化の歴史を振り返り、国の競争優位について考えます(第1部)。次に、企業の国際戦略と事例を取り入れ実際の活動の中身を見ます(第2部)。そして、国際経済を理論的に学習するために、基礎理論を取り上げます(第3部)。 |
課題?評価 |
前期末?後期末レポートと出席による評価 |
テキスト |
講義時に指示します |
参考文献 |
天野倫文『東アジアの国際分業と日本企業』(有斐閣) その他の文献は適宜紹介します |
受講生への要望 |
産業の発展プロセスや企業の経営行動に興味を持つ方に受講してもらうことを望みます。授業の中で簡単な経済学の理論も取り上げますが、事前に経済学の知識は問いません。 |
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授業計画 |
第1部 産業が国を越える基礎知識 1)工業化の展開と世界への波及 2)大量生産の発展プロセス 3)国の競争優位の古典的説明(貿易理論を含む) 4)ポーターの産業構造分析 5)産業集積の議論
第2部 企業が国を越える基礎知識 1)国際経済の展開における日本経済の歴史的推移 2)企業の国際競争戦略 3)企業の国際化を進める組織構造 4)日本企業の国際展開の事例 5)企業の経営行動に影響を与える国際基準や国際システ ム
第3部 国際経済を深く理解するための基礎理論 1)固定相場制と変動相場制 2)為替レートのメカニズム 3)国際収支の構造 4) | | |